対馬の大自然と悠久の歴史をモチーフに、当実行委員会で製作した琴とクラシックギターが奏でる対馬コンサート「国境の島・対馬音楽祭」を開催しました。

音楽監督は、長崎出身で世界的なクラシックギタリストの山下和仁氏です。

山下氏とは2011年、県事業での対馬コンサート以来からのお付き合いで、対馬に興味を持っていただき、毎年様々な場所で対馬ならではを創作した素晴らしいコンサートを実施しています。

演奏に使用している琴は、当実行委員会の小田忠彦を中心に製作しています。これまで、万葉集に登場する対馬の古代琴の復元やワークショップの開催、古代琴においてゆかりのある奈良県に製作した琴を奉納させていただいたりと、様々な取り組みを行なってきました。

今回のコンサートは、上対馬町浜久須地区にある「霹靂（へきれき）神社」の境内からお届けする予定でしたが、あいにくの雨により急遽、集会施設での開催となりました。

山下氏監修のコンサートを神社境内で実行したいという思いで、雨模様が続く中時間ギリギリまで会場設営を検討しましたが願い届かず・・・しかし、山下氏の対馬への想いが込められた演奏は施設会場の空気を一瞬に変え、クラシックギターと琴の美しい音色に一同静かに聴き入りました。感動の声も沢山いただきました。

遠くからお足元の悪い中お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。

演奏に使用した琴（製作者・小田忠彦）